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この季節になると、思い出す事がありまして。
まだ私が学生の頃、知人の家に柴犬がおりまして、よく遊んだりしていたのです。
その後、私も就職し家を離れ、かなりの時が経ったころ、その柴犬に会いに行ったのです。
犬もかなりの年齢になり、ご家族の話では、目は見えていなさそうで、耳と鼻も僅かに感じているよう。ほとんど
寝たきりになりつつなったとのこと。
私も、自分の事わかるかな?って思いながら、妻も一緒に連れて行きました。
玄関を開けると、そこには、私が会った事の無い、ミニチュアダックスやシーズーが。
ワンワンと、警戒だ、誰だ?と言うように、吠えていました。
すると・・・・そこへ、騒ぎを微かに感じたのか、やっと歩けるくらいになってしまった柴犬が出迎えにゆっくりと
来てくれたのです。私の前に立つとそのままじっと暫くズボンの匂いを嗅ぐようなしぐさ。しばらーくすると、
まだ吠え続けていた他の犬達に向かって、ワン!と一吠え。まるで「おれのお客だ!」とでも言うかのように。
すると、ほかの犬達も吠え止み、手を差し出すと、私達にお腹をみせて、コロン。
柴犬は玄関から、「上がれよ」とでもいうかのように、リビングへ私達の前を歩いて向かいました。
その姿に、ご家族もビックリ。
私と妻が座ると、物凄く近くまで顔を出してきました。でも最近、機嫌が悪いと家族でも撫でるとうなられると
聞いていたので、しばらーく、様子を見ていると、更に頭を近づけてきました。そっと、首周りや胸元からボディなど
を撫でるとしばらーくそのままで、あまえた感じに。
すると今度は、妻の前へ。妻は初対面。
「お前は、カオルと来たから悪い奴ではなさそうだけど、誰だ?」と言うように、私よりも入念に匂い確認。
固まる妻(笑)。
それが終わると、より近くへ。更に、近くへ。
恐る恐る、撫でる妻(笑)。
無事に吠えられたり、かまれることもなく、その後は私達のすぐそばで寝転がり、時折、ムクっと頭を寄せてきて
あまえてくれて、みんなとの会話に加わっていました。
何よりも10年近く会っていなかったのに、覚えてくれていたことがとても嬉しかった。
玄関からリビングへ案内してくれる姿も、撫でてのしぐさも、その犬が若い頃にやってくれていたこと
を、年をとって動きがしんどくなっても同じ様に、やってくれたこと、とっても嬉しかったっけ。
その犬が亡くなって、もう十数年。今でも良い思い出です。
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